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<vol.28> 鹿肉とワイン

野生の鳥獣は冬に備えて栄養を蓄えるため、秋~冬のフランスでは狩猟が解禁となり、ジビエ(狩猟肉)の旬を迎える。中でも鹿肉は、最上のジビエとして特別に扱われている高級食材だ。北海道には65万頭を超える大量の「エゾ鹿」が生息しており、その肉質の良...
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<vol.27> ザンギとワイン

ときどき、布袋の「ザンギ」が無性に食べたくなる。“ザンギ”とは、言わずと知れた北海道のソウルフード、いわゆる“鶏の唐揚げ”のこと。「布袋(ほてい)」とは、日本唐揚協会が主催する「からあげグランプリ」で何度か金賞を受賞したことがある、札幌で7...
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<vol.26> パエリアとワイン

函館にパエリアで評判の店がある。その名も、パエリア専門店「マルモンターニャ(mar y montana)」だ。スペイン語で【mar】は「海」、【montana】は「山」の意味。バルセロナで6年間修行を積んだ店主のS田さんが、北海道の“海と山...
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<vol.25> カレーとワイン

“カレーとワイン”というと、「そんなもの合う訳がないだろ!」とほとんどの方が思うに違いない。筆者も長いことそう思い込んでいた。カレーのあのスパイスたっぷりの強烈な味に、繊細なワインを合わせたら、お互いがお互いを殺し合い、何の味覚的相乗効果も...
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<vol.24> ジンギスカンとワイン

9月上旬に町内会主催のジンギスカンパーティに参加した。ジンギスカンには、肉を焼いてからタレに付ける“タレ付けタイプ”と、あらかじめタレに漬け込んだ肉を焼く“味付きタイプ”の2つの食べ方がある。当町内会では、味付きタイプの「長沼ジンギスカン」...
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<vol.23> 新子焼きとワイン

8月下旬に旭川へ行く機会があったので、旭川のソウルフードともいえる「新子焼き」の店に行ってみることにした。新子焼きとは、若鶏の毛羽を含む骨付き半身を素焼きにした料理だ。そもそも“新子”とは、江戸前寿司でお馴染みの「コハダ」の4~5㎝までの稚...
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<vol.22> 鰻とワイン

クレジットカードのポイントが溜ったので、ささやかな贅沢として浜名湖近辺の“国産鰻”を取り寄せることにした。せっかくなので「蒲焼き」だけではなく、「白焼き」も一緒に注文した。鰻は世界中で食べられているが、“蒲焼き”で食べるのは日本くらいのもの...
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<vol.21> 大相撲とワイン

8月中旬、札幌市スポーツ交流施設“つどーむ”で行われた「大相撲巡業札幌場所」の観戦に行ってきた。以前は毎年開催されていたが、コロナ禍で中断しており、じつに4年ぶりの札幌巡業であった。気の早い読者の方は、さてはワインを飲みながら相撲観戦して幕...
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<vol.20> 蕎麦屋でワイン

「蕎麦屋で一杯」。これは、江戸時代から続く粋な食文化とされる。当時は、いまでいう“居酒屋”というものはなかった。正確に言うと、「居酒屋」という言葉自体はあった。酒屋で酒を買ってその場に居ながら飲むことを「居酒(いざけ)」と言い、そのような店...
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<vol.19> 室蘭焼き鳥とワイン

先日、以前に勤めていた会社で一緒だった室蘭出身の友人・S乃さんが、久々に遠方より里帰りするというので、ゆかりの者たち数人で室蘭を訪れた。室蘭といえば、何と言っても「室蘭焼き鳥」である。せっかくなので、名店の誉れ高い「やきとりの一平」本店へ行...