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<vol.22> 鰻とワイン

クレジットカードのポイントが溜ったので、ささやかな贅沢として浜名湖近辺の“国産鰻”を取り寄せることにした。せっかくなので「蒲焼き」だけではなく、「白焼き」も一緒に注文した。鰻は世界中で食べられているが、“蒲焼き”で食べるのは日本くらいのもの...
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<vol.21> 大相撲とワイン

8月中旬、札幌市スポーツ交流施設“つどーむ”で行われた「大相撲巡業札幌場所」の観戦に行ってきた。以前は毎年開催されていたが、コロナ禍で中断しており、じつに4年ぶりの札幌巡業であった。気の早い読者の方は、さてはワインを飲みながら相撲観戦して幕...
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<vol.20> 蕎麦屋でワイン

「蕎麦屋で一杯」。これは、江戸時代から続く粋な食文化とされる。当時は、いまでいう“居酒屋”というものはなかった。正確に言うと、「居酒屋」という言葉自体はあった。酒屋で酒を買ってその場に居ながら飲むことを「居酒(いざけ)」と言い、そのような店...
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<vol.19> 室蘭焼き鳥とワイン

先日、以前に勤めていた会社で一緒だった室蘭出身の友人・S乃さんが、久々に遠方より里帰りするというので、ゆかりの者たち数人で室蘭を訪れた。室蘭といえば、何と言っても「室蘭焼き鳥」である。せっかくなので、名店の誉れ高い「やきとりの一平」本店へ行...
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<vol.18> 縄文人とワイン

2021年(令和3年)、北海道と北東北3県(青森、秋田、岩手)の「縄文遺跡群」が、ユネスコの世界文化遺産に登録された。函館市南茅部地区の大船遺跡からは、約3500年前の縄文後期のものとされる「中空土偶」が出土され、現地の「函館市縄文文化交流...
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<vol.17> あんかけ焼きそばとワイン

中華料理店で、「あんかけ焼きそば」を注文することが多い。肉や野菜、海鮮がたっぷり入りとろみの付いたあんに、お好みでラー油数滴とお酢を少々垂らす。ビールや紹興酒を飲みながら食べれば、間違いのないうまさだ。もし、これにワインを合わせるのであれば...
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<vol.16> 沢田研二とワイン

「♪あなたに今夜は~ワインをふりかけ 心まで酔わせたい 酔わせたい あなたを~」。これは、その昔ジュリーこと沢田研二がマンズワインのCMに出演し、その中で歌った曲の一節だ。いまでもカラオケスナックなどでは、ワイングラス片手にすっかり歌にのめ...
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<vol.15> 活イカとワイン

6月末、所用で函館へ行ってきた。毎年この時期は、解禁になったばかりの「マイカ=スルメイカ」の活け造り、いわゆる「活イカ」を食べるのを楽しみにしている。近年、函館ではイカの不漁が続き、一向に回復傾向にない。かつてのように、いつでもどこでも、気...
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<vol.14> 焼き魚とワイン

「肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワイン」。これは、一昔前によく言われていた常套句だ。しかし、物事はそう単純なものではない。結論から言うと、赤が合うか白が合うかは、味付けと料理法で決まる。素材自体の持ち味も大事だが、それ以上に相性を左右する...
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<vol.13> 最後の晩餐とワイン

「みな、この杯から飲みなさい。これは、私の契約の血だ。罪を赦すために多くの人のために流されるものだ」(マタイによる福音書第26章27-28節)。これは、死を予期したイエス・キリストが、弟子たちと食事を共にする「最後の晩餐」での言葉とされてい...