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<vol.60> クスクスとワイン

以前に<vol.52>でギリシャについて少々調べた際、地中海料理の代表的なものとしてクスクスの存在に興味を持ってしまった。「クスクス(couscous)」は、日本ではあまり馴染みがないが、北アフリカ一帯やフランス、イタリア、ギリシャなど地中...
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<vol.59> モツ煮込とワイン

昭和の時代の話だが、食通で知られた作家の開高健が何かのエッセイの中で、帝国ホテルに宿泊する欧米のセレブの友人たちに、彼らが絶賛するシチューの店に連れて行かれたという話を書いていた。しかも、それは有楽町駅のガード下にあるという。欧米のセレブ絶...
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<vol.58> カルパッチョとワイン

魚介を美味しく食べる料理として、カルパッチョがある。タイ、ヒラメ、カツオ、マグロ、タコ、イカ、ホタテ、サーモンなどにオリーブオイルとレモン汁、ニンニクなどを混ぜたソースをかけたイタリア料理だ。カツオのカルパッチョについては、以前に<vol....
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<vol.57> ハムカツとワイン

ハムカツがいま、静かなブームになっているらしい。スーパーの揚げ物コーナーでは、揚げ立てのハムカツがよく売れており、コンビニでも“ハムカツサンド”が人気商品になっているという。ハムカツといえば、かつては大衆居酒屋の定番メニューで、ペラペラの薄...
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<vol.56> アスパラとワイン

5月中旬、浦臼町出身の友人・Y田さんからグリーンアスパラをいただいた。その数日後、小清水町の妻の実家で農業を営む弟夫婦からもグリーンアスパラが送られてきた。御礼を申し上げたところ、奥さんのA子さんからさらに追加で一箱が送られてきた。そういう...
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<vol.55> 鰯とワイン

6月12・13日は、カトリックの祝祭で「聖アントニオ祭」と呼ばれる。聖アントニオとは、ポルトガルの守護聖人のことだ。この時期はちょうど、鰯(イワシ)漁の解禁日にもあたるため、この祭は別名「イワシ祭」とも呼ばれている。首都リスボンの街角には、...
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<vol.54> 奈良漬とワイン

仙台在住の友人・S乃さんから、「奈良漬」が送られてきた。宮城県岩沼市で創業200年を超える老舗酒造・相傳(あいでん)商店が、伝統の技で丹念に仕上げた白瓜の粕漬である。奈良漬はその名の通り、奈良で生まれた粕漬だ。近年は、胡瓜、生姜、ゴボウ、セ...
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<vol.53> 豆腐とワイン

冷奴には、ワインが合う。別に湯豆腐でも、揚出し豆腐でも、麻婆豆腐でもいいのだが、とにかく豆腐とワインは良く合うのである。きわめてシンプルな素材であるだけに、赤が合うか白が合うかは味付け次第で決まる。塩だけで味わうなら白ワインだが、ネギと鰹節...
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<vol.52> ギリシャ神話とワイン

“酒の神”なるものが存在する。ギリシャ神話に登場する「ディオニュソス」である。ローマ神話では、別名の「バッカス」と呼ばれる。最高神ゼウスとその愛人セメレーとの間に生まれたとされ、ブドウ栽培とワインの製法を人間に伝授したことで、神々の一人とし...
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<vol.51> サバ缶とワイン

“サバサンド”なるものを初めて知ったのは、10年ほど前にフジテレビ系列で放送されていた「ヨルタモリ」という番組を観ていたときだ。それまで、魚の鯖(サバ)をパンに挟んで食べるなど、考えたこともなかった。ところが、番組内で紹介されたタモリ直伝の...