wine

wine

<vol.82> 出島とワイン

先日放送されたNHK大河ドラマ『べらぼう』の中で、生田斗真扮する一橋治済がワインを飲むシーンがあった。それを観た当ブログの読者の方から、飲んでいたのは赤ワインだったが、この時代に白ワインはあったのだろうか?という質問をいただいた。今回は、そ...
wine

<vol.81> 正倉院とワイン

奈良・東大寺の「正倉院」といえば、平城京時代の聖武天皇・光明皇后ゆかりの貴重な美術工芸品を数多く収蔵した建物だ。中国(唐)はもちろん、遙か遠く西域のペルシャからの交易品も多いことから、「シルクロードの東の終着点」と呼ばれていると、かつて日本...
wine

<vol.80> 柴漬けとワイン

ご飯のお伴に、柴漬けを食べることが多い。そのため、冷蔵庫には切らさず常備している。あるときワインのつまみが何もないので、柴漬けをつまみにしてみたら意外とイケることに気づいたのだ。以前に<vol.49>では梅とワインの相性についてふれたが、柴...
wine

<vol.79> 会議とワイン

「会議は踊る、されど進まず」という言葉がある。ナポレオン戦争後のヨーロッパの秩序回復と領土分割を目的に、1814年にオーストリア帝国の首都ウィーンで開催された「ウィーン会議」を揶揄したものだ。世界史の授業で一応習ったが、まさかこれにワインが...
wine

<vol.78> 豆料理とワイン

“豆料理”というものがある。日本の代表的なものは「煮豆」だ。筆者は長年、この煮豆が苦手であった。なぜなら、甘いからである。ご飯のおかずにはいまいちだし、もちろん酒のツマミになどなるわけがない。ところが、である。甘い豆料理を食べているのは日本...
wine

<vol.77> 桜とワイン

「願はくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ」。これは、平安時代末期の僧・西行法師の辞世の歌だ。この場合の“花”とは、もちろん「桜」を指す。西行は、桜をこよなく愛した歌人としても知られている。ちょうどいま、日本全国を桜前線が北上してい...
wine

<vol.76> ネギとワイン

私事で恐縮だが、3月中旬にコロナに感染してしまった。昨年の1月に続き、2度目である。コロナ禍ピークの2020~23年には一度も罹らなかったが、5類感染症に移行されマスク着用が任意となってから2年連続で感染したことになる。もちろん、筆者は外出...
wine

<vol.75> 万博とワイン

4月13日より、大阪市此花区の夢洲において「EXPO 2025大阪・関西万博」が開幕する。開催を巡っては、出展者が集まらないとか、工期が間に合わないとか、チケットが売れてないとか、さまざまに言われていたが、何とか開幕までこぎ着けることになっ...
wine

<vol.74> 北見焼肉とワイン

2月下旬、法事のため妻の実家があるオホーツクの小清水町へ行ってきた。途中、北見で一泊したのだが、北見といえばやはり焼肉である。最初、名前がよく知られている「味覚園」へ行こうかと思ったのだが、北見出身のO高さんから、地元民の間で絶大な人気を誇...
wine

<vol.73> モーツァルトとワイン

モーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」が、3月に札幌文化芸術劇場hitaruで上演される。この作品は、「フィガロの結婚」「魔笛」と併せて“モーツァルト3大オペラ”の一つに数えられ、オペラ史に輝く傑作と評されている。恥ずかしながら、筆者は...