wine <vol.38> ローマの休日とワイン イタリアでは第二次世界大戦後の復興期を経て、ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアなどに大量の外国人観光客が訪れるようになる。それが、さまざまなイタリア料理を生み出すことにつながったことは、<vol.33>「ピザとワイン」の中で述べた。その空前... 2023.12.23 wine
wine <vol.37> パスタとワイン パスタとは、マカロニ、ペンネ、スパゲッティ、ラザニアなど、イタリアの麺食品の総称である。そのうち、細長い麺状のロングパスタを「スパゲッティ」と呼ぶ。現在は、これを指して“パスタ”と呼ぶことが多いが、厳密には昔のようにスパゲッティとしたほうが... 2023.12.16 wine
wine <vol.36> 鰊漬けとワイン 「♪鰊(にしん)来たかと鴎(かもめ)に問えば~」と始まるのは、北海道のもっともよく知られた民謡「ソーラン節」だ。かつて北海道には、春の訪れとともに大量のニシンが押し寄せた。明治末から大正の最盛期には年間漁獲量が100万トン近くもあったが19... 2023.12.09 wine
wine <vol.35> サイゼリアでワイン サイゼリアのワインが評判を呼んでいる。サイゼリアとは国内で約1000店舗・海外で約500店舗を展開する、イタリア料理のファミレスチェーンだ。著名なソムリエが開設している信頼できるYouTubeでも、そのコスパとクオリティの高さが絶賛されてい... 2023.12.02 wine
wine <vol.34> おでんとワイン 冬が近づくと、おでんが恋しくなる。かつて札幌には、名店と呼ばれたおでん屋が何軒かあった。その代表といえるのが、ススキノにあった関東風おでんの「深谷」と、札幌駅前の読売ビルに入っていた関西風の「かつや」だ。残念なことに、いつのまにか両店とも閉... 2023.11.25 wine
wine <vol.33> ピザとワイン 「いままで食べた中で、一番旨いと感じたものは何か?」と聞かれたら、「ピザ」と答える。かといって、ピザが食べ物の中で一番旨いという意味ではない。どんな美味なものでも、まったく初めて口にするときは、旨いのかどうなのかピンと来ないものだ。その点、... 2023.11.18 wine
wine <vol.32> 秋刀魚とワイン 秋刀魚(サンマ)の不漁が続き、いつのまにか“高級魚”となってしまい久しいが、今年はやや豊漁らしい。といっても、あくまでも“昨年よりは”というレベルで、小さなものでも一匹200円以上、大きなものは1000円近くにもなる。もう20年以上前、根室... 2023.11.11 wine
wine <vol.31> トマトとワイン 「トマトはイタリアの味噌である」。これは、以前に雑誌『ブルータス』がイタリア料理特集を組んだときの見出しの一節だ。たしかに、イタリア料理といえば、トマトソースとオリーブオイルがつきもので、あらゆるものに使われている。ワインとの相性は言うまで... 2023.11.04 wine
wine <vol.30> 鯖の味噌煮とワイン 先日、同じ町内会のW邊さんから山梨県土産のワインをいただいた。日本ワインの先駆けとして知られ、120年を超える歴史を持つ蒼龍葡萄酒(株)の赤と白の2本。赤は「マスカット・ベーリーA」、白は「甲州」、どちらも日本ワインを代表する日本の固有品種... 2023.10.28 wine
wine <vol.29> かにかまとワイン 世界で一番“かにかま”を食べている国はどこか?「そんなもの日本に決まっているだろ!」と普通は思う。ところが、である。正解は、なんとフランスなのだ。フランスに限らず、かにかまは世界中で食べられており、生産量で見ると1位がEU、2位が米国、日本... 2023.10.21 wine