はるひ

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<vol.94> オクラとワイン

昨年末<vol.91>では、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の卵にまつわるエピソードについてふれた。卵はハーンの大好物であったが、じつはもうひとつの好物が“オクラ料理”だったそうだ。彼が日本へ来たのは1890年(明治23年)だが、オクラが日...
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<vol.93> 知の巨人とワイン

“知の巨人”と呼ばれたのは、2021年(令和3年)に亡くなったノンフィクション作家・ジャーナリストの立花隆だ。前回の<vol.92>で『地獄の黙示録』の映画評についてふれた際、彼が無類のワイン好きとしても知られていたことを思い出してしまった...
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<vol.92> バインミーとワイン

いま、「バインミー」が人気らしい。全国各地で専門店が、この10年間で5倍くらいに増えているという。バインミーとは、フランスパンを使ったベトナムのサンドイッチだ。フランスパンとくれば、ワインに合うこと間違いなし。札幌地下街ポールタウンにも専門...
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<vol.91> 生卵とワイン

10月29日に放送されたNHK朝ドラ『ばけばけ』の中で、ヘブン先生が生卵9個を一気に飲み干すシーンがあった。じつはいま、このシーンがちょっとした話題になっているそうだ。ヘブン先生のモデルとされるのは、『怪談』の作者ラフカディオ・ハーン(小泉...
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<vol.90> サラダとワイン

「サラダ」(salad)というものを日常的に食べるようになったのは、古代ギリシャ・ローマの時代かららしい。その語源は、ラテン語の【salata】=「塩をふったもの」に由来するという。しかも、当時からワインと一緒に合わせて食べていたというから...
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<vol.89> キンピラとワイン

好きな前菜はいろいろあるが、「キンピラゴボウ」もそのひとつだ。ゴボウをゴマ油で炒め、醤油やみりん、唐辛子で味付けをした定番の家庭料理だ。ほんのり香るゴマ油の風味とあの独特の噛み応えが味覚を刺激し、ワインとも好相性であるため、ついつい杯が進ん...
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<vol.88> 薩摩地鶏とワイン

「薩摩じゃ、鶏は野菜ごわす」。これは司馬遼太郎『翔ぶが如く』第1巻の中で、西郷隆盛が木戸孝允(桂小五郎)と薩摩汁を囲みながら交わす会話の一節だ。薩摩汁とは、薩摩地鶏を大根、サツマイモ、ゴボウ、ニンジン、コンニャク、ネギなどと一緒に味噌で煮込...
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<vol.87> お好み焼きとワイン

英国オックスフォード大学が刊行する「オックスフォード英語辞典」(Oxford English Dictionary)とは、世界でもっとも権威ある英語辞書として知られる。この辞書の2024年版から、【okonomiyaki】という単語が新たに...
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<vol.86> 深夜特急とワイン

沢木耕太郎『深夜特急』と言えば“旅人のバイブル”として知られ、現在も世代を超えて読み継がれている紀行文学の最高傑作のひとつだ。香港から始まり最終地点のロンドンまで、ユーラシア大陸2万キロを一年がかりで横断するという、壮大なノンフィクション作...
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<vol.85> お番菜とワイン

“おばんざい”という言葉を初めて知ったのは、20年以上前の京都でのことだ。当時勤めていた会社の研修所が琵琶湖の西岸・JR湖西線「近江高島」という駅から、さらにバスに乗り換えて奥に入った閑静な山里にあったのだが、札幌からだと乗り継ぎのタイミン...